急増する「クモ膜下出血」の予防を考える
クモ膜下出血とは、クモ膜と軟膜の間の空間「クモ膜下腔」に血液が混入した状態であり、全脳卒中の8%を占め、突然死の6.6%がこれに該当すると言われ、高齢者よりむしろ壮年期の人に多いとされます。 また一度起こると再発しやすいという特徴もあります。アルコールやタバコの多飲、ストレス、過労などがリスク要因として言われていますが、これらを漢方的に見れば血液が汚れ、循環が悪くなり、血管が詰まる「於血(おけつ)状態」であると言えます。 致死性の高い疾患ですが高血圧や糖尿、高脂血症、心筋梗塞、脳梗塞などと連動して起こるという点ではその予防方法も漢方なら同じ。生活習慣に不安がある壮年期の方には「冠元顆粒」を中心に血液状態の改善と血管の掃除などを総合的に行っていける方法がお勧めです。
病院から一般的に出される抗凝血剤はあくまで科学的に血液をサラサラにするものであり「血の質」を良くするものではありません。予防と共に健康を作っていく視点で見ればこれらの中成薬を用いたほうが有効であると確信しております。
漢方では、対面した時に「瘀血」(汚い血が体に滞っている状態)は判ります。例えば、中年女性で、肌荒れしていて、口唇・歯ぐきの黒ずみ・・・など、聞けば、ダバコを喫っている・・・などといい、でよく見かけます。 「瘀血」は、どうしたらよいか。「活血化瘀」(血をきれいにして汚いものは、体外に出してしまう)の方法をとります。その時、使うくすりが、「冠元顆粒」なのです。効能は、中年以降又は高血圧傾向のある人の頭痛・頭重・肩こり・めまい・動悸です。この時「私は、血圧が低いから、この薬は合わない」という人もよくいます。中年以降というところを読みとばしていますが、30才以降は、中年と云えます。
「冠元顆粒」の良いところは、血液成分の血小板を減らすことなく血液をきれいにします。動物実験でも人でも、血管の修復能があるということです。この事は富山大学の横沢先生の研究により発表されています。「不通則痛」と中医学にありますが、通じなければ痛むといい「気・血・水」が通じなければ病むということですが、予防が肝腎・安価で確実な治療方法なのです |