老化とアンチエイジングに関する意識調査結果
日本イーライリリー株式会社は、中高年以降の健康に貢献する医薬品を開発、販売しており、それら疾患に関する啓発に取り組んでいますが、その一環として、2008年4月に、全国の30歳以上の男女2,400名を対象に、「アンチエイジング」に関する意識調査を実施しました。「アンチエイジング」という言葉から連想すること、「老化」を痛感するときや症状、健康状態など、30歳代、40歳代、50歳代、60歳以上の男女の「アンチエイジング」への意識を中心にインターネット調査を実施しました。
調査結果からは、「アンチエイジング」には女性の8割が興味ありと回答しており、女性の関心の高さを裏付けるとともに、男性も関心があると回答した方が5割にのぼることが示されました。
●「アンチエイジング」から連想することとして、男女とも「若く見られること」を筆頭に、次いで男性では「健康でいること」が、女性では「美しくいること」が続き、女性は圧倒的に「美しさ」重視に対し、男性は「健康で長生きすること」を重視する傾向が見られました。 ●自分に起こったとしたら老化を痛感すると思う『症状』については、トップは男女とも「物忘れが多い」、次いで「白髪?抜け毛」でした。その後、男性では「性機能の低下」が続き、女性は「肌の変化、シミ?シワ」と美容に関する案件が続きました。 ●自分に起こったとしたら老化を痛感すると思う『疾患』については、トップは男女とも「老眼」、次いで、女性は「更年期障害」「骨粗鬆症」、男性はここでも「勃起障害(ED)」が続きました。
アンチエイジングは、女性だけでなく男性にも関心があるテーマであること、また男性が老化を意識するのは、『性機能の低下』『勃起障害(ED)』であることが示された興味深い調査結果です。EDの原因のひとつは血管が不健康なことで、直径1?2mm程度の細い血管である陰茎動脈の障害によって起こります。また、EDは高血圧、糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病の前触れとなることが多く、EDはそういった疾患に気づくきっかけとなります。男性にとってのアンチエイジングが、『健康で長生きすること』であれば、EDではないかと思ったら、早めに医療機関を受診して健康をチェックすることをお奨めします」と、帝京大学医学部 泌尿器科主任教授であり、日本性機能学会、日本抗加齢医学会、メンズヘルス医学会の理事でもある、堀江重郎先生は話されています。
<<調査結果についての解説>> ■男性は「健康で長生き」、女性は「美しさ」志向 アンチエイジングという言葉から連想されることとしては、男女とも「若く見られること」(男性51.3%、女性65.2%)がトップでした(複数回答)。 男性は次に「健康でいること」(44.8%)「長生きすること」(20.5%)と続き、年代が高くなるほど上昇する傾向が顕著に見られました。女性は、「美しくいること」(60.0%)「美肌/美顔」(55.7%)「健康でいること」(52.2%)と美しさ重視の傾向が顕著に見られました。男性で上位にランクした「長生きすること」(9.9%)は、低い位置づけとなりました。 ■自分に起こったら老化を痛感する症状は、男性は「性機能の低下」、女性は「お肌」 自分に起こったとしたら老化を痛感すると思う症状については、男女ともトップは「物忘れが多い」(男性11.8%、女性12.4%)、次いで「白髪?抜け毛」(男性9.5%、女性11.4%)でした。 次に、男性では「性機能の低下」(9.3%)が続き、女性は「肌の変化」(10.0%)「シミ?シワ」(10.0%)「体型の変化」(9.7%)と美容に関する案件が続きました。 ■自分に起こったら老化を痛感する疾患は、男性は「ED」、女性は「更年期障害」「骨粗鬆症」 自分に起こったとしたら老化を痛感すると思う疾患については、トップは男女とも「老眼」(男性19.8%、女性22.0%)、次いで、男性は「勃起障害(ED)」(12.5%)、女性は「更年期障害」(19.8%)「骨粗鬆症」(17.7%)が続きました。 特に、前立腺肥大が増加する男性の60歳代に関しては、「老眼」(17.6%)をトップに、「勃起障害(ED)」(12.9%)と「前立腺肥大」(12.2%)が次いで多くあげられました。別の質問で、最近1年間に医療機関を受診した疾患について尋ねましたが、60歳代の男性において、「前立腺肥大」については14.8%が受診経験ありと回答したのに対し、「勃起障害(ED)」の受診経験は1.4%となっており、EDに関しては老化が気になる疾患として上位にあがりながら、まだまだ受診につながっていない現状もわかりました。
調査概要 対 象:日本国内に居住する30歳以上の男女2,400名 ※30歳代、40歳代、50歳代、60歳以上、さらに男女で同数を割付 地域:全国 実施方法:インターネットによるアンケート調査(調査機関 ティー?エム?マーケティング株式会社) 実施期間:2008年4月25日?5月1日 |