食物繊維を摂っているのに便秘が解消しない人
便秘を解消するには食物繊維を多くとったほうがいい、とよく言われていますよね。食物繊維は消化しきれず、そのまま便のカサとなるので、排便しやすくする効果があります。でも、意識してたくさん食物繊維を摂っているのに便秘がなかなか解消しない・・・という人も少なくありません。
ゴボウや、リンゴ、海藻、こんにゃくなどなど食物繊維が豊富な食品も多いのですが、それだけでは便秘がなかなか解消できないことにはやはり理由があるんです。便秘をする人の中には、実際野菜不足などで食事から摂る,繊維質が足りないことが理由になっているケースも大勢見かけます。小食で食べる絶対量が少ない場合もありますし、ダイエットで主食のご飯をあまり食べていない時にも便のカサが減り、便秘しやすくなります。通常、食物繊維が不足すると、腸内に受ける刺激が少なくなり、排便したいという信号が出にくくなります。刺激を受けない腸は、まだ排便しなくてもいい、と思ってしまうのですが、これが医学的にいう「弛緩性便秘」です。
このままでは少しずつ、古い便が長時間体内に滞ってしまい、体にはよくありません。また腸内では毒素が出るので、肌荒れも起こしやすくなります。こういった場合の便秘には、食物繊維はとても有効で、まずは便のカサを増やしてあげることが先決。例えばパンよりもご飯、ご飯よりも玄米のほうが、食物繊維の量は増えていきます。また、同時にヨーグルトなどで乳酸菌も摂れるといいですね。
でも、意識して食物繊維をたくさん摂っているのに便秘がちな人もいます。
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