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漢方で考える、流産・切迫流産・習慣性流産の原因 (2010/12/9) |
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漢方で考える、流産・切迫流産・習慣性流産の原因
腎の働きが低下している 習慣性流産でよく見られるタイプです。生まれつき虚弱体質だったり、過労や多産、セックス過多、妊娠中にセックスを控えなかったりすると腎機能が低下し、生殖能力が落ちてしまいます。
主な症状は、胎児の発育が悪かったり、お腹が下がる感じがしたり、少量の性器出血、下腹部痛、腰痛、めまい、耳鳴り、頻尿、夜間尿など。
このような場合、ともかく休息することが一番。お仕事をしている場合は、勤務時間の短縮や、休職を視野に入れてみましょう。下半身を温めることも大事。温かい格好を心がけ、足湯などで血流をよくしましょう。
■自律神経のバランスが乱れている 妊娠中は妊娠を維持するためにホルモンバランスが変化するので、余計に自律神経が乱れやすくなりますが、もともとストレスを感じやすい性格だったり、過度なストレスによって自律神経のバランスが乱れてしまっているのが原因。
おもな症状として、性器出血(ネバネバの血)、お腹が下がるような感じがする、下腹部痛、イライラ、不安感、わき腹が張る、口が苦く乾燥する、便秘と下痢を繰り返す、目の充血などがあげられます。
ストレスを感じているようであれば、その原因を解消することがなによりです。また、ココロとカラダのアンバランスが自律神経のバランスの乱れを生じるので、症状が落ち着いてきたら、散歩などをして適度にカラダを動かすといいでしょう。
■充分な栄養が足りない 流産、切迫流産、習慣性流産でよくみられるタイプ。ママの体質が虚弱だったり、過労、飲食の不摂生やつわりがひどいために胃腸の働きが低下し、食べた物を消化吸収できず血を作り出すことができなくなる状態です。このような状態が慢性化してしまうと、何度も流産を繰りかえす習慣性流産になりやすくなります。
少量の出血(色は薄い)、腰や下腹部の痛み、お腹が下がる感じがする、顔色が白くなる、動悸、息切れ、疲れやすいなどの症状があります。
養生法としては、まず休息をしっかりとること。仕事のペースを無理ないようにしたり、消化のよい物を食べることも大事です。甘いもの、脂っこいもの、生ものなどは控えましょう。
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