ストレスは万病の元とよく言われますが、PMS(月経前症候群)についても例外ではありません。
ストレスはPMS(月経前症候群)に影響を及ぼすものであることは明らかです。では何故ストレスとPMS(月経前症候群)には関係があるのでしょうか?
まずセロトニンが低下するということが考えられます。脳内には神経刺激を伝達する作用をもつ、セロトニンという物質があります。セロトニンは神経線維の末端から分泌され、神経情報を伝達する役割を担っています。月経の前にはこのセロトニンが低下することが知られています。この月経前のセロトニンの低下が精神症状が出る原因ではないかという説も有力視されています。
また、ストレスの蓄積は、脳内神経伝達物質であるセロトニンの分泌を低下させます。ストレスが、セロトニン欠乏状態に拍車をかけ、更に精神的症状を悪化させると考えられます。それから、βーエンドルフィンの低下が考えられます。脳の中で分泌され、モルヒネの作用があるβーエンドルフィンという物質が月経の前になると急激に低下し、その結果精神的に影響し、うつ状態になりやすいのではないかと言われています。
ストレスをためこむと精神的症状が顕著に表れやすいため、アロマテラピーや入浴でリラックスする、あるいは趣味に没頭するなどいろいろな角度から解消していくことで、精神的症状が緩和できます。
ストレスとPMS(月経前症候群)の症状には関連があり、ゆううつな気分(うつ状態)になりやすいという説が知られています。 |