癌を防ぐには、野菜を豊富にとること、乳酸菌を摂るなどして腸内環境を整えることとビタミンA,C,Eを摂ることに気をつけましょう。
★野菜を豊富にとること。
緑黄色野菜にはがん発生の一因である活性酸素を抑えるβカロチンが豊富に含まれています。また野菜にはビタミン,フラボノイドなどの発がんを防止する成分が多数含まれています。最近の研究では淡色野菜にも発がん物質を無害化したり,免疫力を高める効果があることがわりました。 ★乳酸菌を摂るなどして腸内環境を整えること。
世界のなかで長寿者が多いという地方に生活している人には,ビフィズス菌など腸内に有用な菌が多いということが判明しています。乳製品として乳酸菌を直接摂る習慣がない地方でも,長寿者が多い地方では食物繊維などの食事が多く,結果として腸内に乳酸菌が多いということです。
★ビタミンA,C,Eを摂ること。
これらのビタミンは活性酸素の働きを抑え,老化やがんの原因となる過酸化脂質の形成を抑制します。ただしビタミンAは過剰摂取も問題で,たとえβカロチンという形で摂取しても単独摂取は肺がんの発生率が増加したという報告例もあり,できればにんじんなど野菜として摂取したほうがよいでしょう。 |