包皮が長い、オナニー後亀頭部に痒みが出る、さらに吹き出物が出てつぶつぶ状態になる、これは亀頭包皮の皮膚病です。 身体のほかの部分と同じで、この部位の皮膚も、摩擦刺激、 不潔、汗かきのにより痒くなったり、吹き出物が出たりすることはよくあることです。 普通の人はこの部位の異常には非常に敏感で、特に、性行為のあった者は、性病をうつされたと思いがちです。あるいはオナニー後等は心理的な不安もあり、さらに恐怖に感じてしまうこともあるでしょう。本当は、ほかの皮膚病と同じような注意「清潔を保ち、薬を時間どおり塗りつけ」をすれば、簡単に快癒できるもので、痒みにがんまんできないときは、あせもパウダーをつければよいのです。
手術の判定基準
包皮を切るべきかどうかの話になると、医師たちは一定の基準を持っています。 完全性あるいは不完全性包皮が長い場合は、細い皮環があることで、包皮の清潔を保ちにくくなっています。時には静脈血の回流も困難となり、これを医学上?嵌頓包茎?と言い、この場合は、併発症を防止するために包皮を切除しなければなりません。 包皮上に白斑や肉腫などが出た場合も、陰茎癌の前兆かもしれないので、早く切除しなければなりません。 花柳病や疱疹などの性病にかかった場合、再発したら包皮切除する必要があります。長い包皮にこれらのウィルスがよく隠れているからです。 包皮による亀頭炎の場合は、泌尿系統に影響が出てくると、おしっこも困難となり尿道口も変形してしまいます。この場合は、包皮切除しなくてはいけません。 切除は簡単な手術です。局部麻酔で、あまった皮を切除して、止血後肉糸で縫合するだけなので、入院の必要はありません。手術後、消炎痛み止めの薬を三日間ぐらい服用し、毎日患部の塗り薬を交換しなければなりませんがシャワーは浴びてもかまいません。お風呂は1週間入浴しない方が良いでしょう。抜糸する必要はなく、亀頭は普段出ているはずです。理論上後遺症になる心配も全くありません。 |