イエル・シエーリング・ファーマ社は、国際調査『EDと基礎疾患を有する男性(Men with ED and underlying conditions)』を発表しました。
同調査は、勃起不全(ED)治療を希望する男性や、治療中の男性の実生活をより正しく把握するために実施されたそうです。それによると、現在、世界で1億5000万人以上の男性がEDに悩まされており、40歳以上の男性では半数がEDの問題に直面すると考えられているのだそうです。
EDは加齢が原因という思い込み
EDの原因は加齢と誤解されがちですが、糖尿病、脂質異常症、高血圧、肥満など他の疾患を合併していることこそが、EDの原因である可能性が高いという警告、もしくは前兆と考える必要があるそうで、通常の性生活を取り戻すには、全身的な診断と治療が必要とのこと。
もっと早く気付いていれば
ED患者のうち半数近くが、EDと基礎疾患との関連を知らない一方で、早期治療に何が重要であるかについては、もっとよく知りたいと思っていることが分かったそうです。実際、7割の男性が「EDが命に関わるような疾患と関連があることを知っていれば、もっと早く受診した」と回答しているとか。
また、ED患者のうち8割が、医師に相談したことがあると回答。基礎疾患の有無に関係なく、ED患者の多くは有害事象の極めて少ない、即効性かつ持続性のあるED治療薬が望まれていることも分かった。健康であることがED患者の生活において重要となってくる。
同調査結果は、ブリュッセルで開催された欧州性機能学会(ESSM)、国際性機能学会(ISSM)合同学術会議にて発表されたそうです。 |